西遊記(1978)分数妖怪のエピソードを語る

昨日のブログ記事で「動画リンクを貼るならば作品への自分の思いを語るべきじゃないか」
http://ncjapan.blogspot.jp/2013/07/197812.html
というご意見をいただいたので，西遊記(1978)への個人的に印象に残ったエピソードを語ります．

西遊記というTVドラマは毎週様々な妖怪が登場して三蔵法師一行とトラブルやドラマを繰り広げるわけですが，その中でも「分数妖怪」という妖怪が私の記憶の中でくすぶり続けているのですよ．

ドラマの中の「分数妖怪」は子持ちの若い母親妖怪で，自分の子供が分数が出来ないことを苦にして，分数の出来る人間の子供をさらって殺して，自分の子供に食べさせていた，という妖怪だったと思います．
分数の出来る子供の肉を自分の子供に食べさせれば分数が出来るようになるのでは？という発想の母親妖怪だったような・・・と私は記憶しています．

どうして分数妖怪のエピソードが私の印象に残っているのか？

近年のマスコミ報道によると文部科学省が推し進めた「ゆとり教育」が原因で「若者の学力低下」が社会問題になっているとか？そして数学力の低下が特に問題視されていて，「分数が出来ない大学生」「分数が苦手な若者」が増えているという話題を私は西暦2000年代の現代社会の中で見聞きします．
じゃぁ，昔の受験戦争世代は分数を理解していて現代の若者は分数を理解していないということ？
私は現在41歳の受験戦争世代ですが，本当に理解しているの？と問われると返答に困ります，1/2+1/3=3/6+2/6=5/6，単に通分等の計算方法を知ってるだけで，分数を数の概念として小学生に向けて解りやすく説明しようとすると，やっぱり難しいです．
分数，平方根，実数，虚数，関数，・・・，計算方法を覚えることは簡単ですが，数概念を知らない人に説明することは難しい，実は分数は難しい，本音を言うとボクも分数を理解していないと思いますｗ，って数学なんて勉強して実社会で役に立つんですかぁ？ｗ

西遊記の分数妖怪のエピソードがテレビで放送されたのは1978～1980年くらいでしょうか？30年前の大人達も分数および数の概念の難しさに悩んだのではないか？受験戦争世代も実は分数を理解していなかったのではないか？実は今も昔も学力は変わっていないのでは？と思ったり・・・

リネージュの世界も次のアップデートで新妖怪が登場するのでしたっけ？私は「妖怪」というネーミングを見る度に西遊記の「分数妖怪」を思い浮かべてしまいます．
まぁ，リネージュの世界に分数妖怪が登場することないでしょうｗ



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