2022年10月22日土曜日

SwitchにおけるQoSを検証したい

使用しているSwitchはCatalyst2960です。



















PC1とPC2からServerに80Mづつudpパケットを送信して、PC1からのフレームのドロップ率を検証する。
設定無しの場合、ドロップ率は40%ほどのはず。

fa0/1にマーキングの設定をする。
(config)#mls qos
(config)#int fa0/1
(config-if)#mls qos cos 5
(config-if)#mls qos override

上記設定をすると、fa0/1から送信されるフレームはCOS 5のマーキングがされて、キュー1(最優先キュー)に格納される。
このとき、Serverが受信するドロップ率はどうなるか?95%ほどになるはず。
デフォルトでキュー1の帯域幅は100M÷25=5Mとなっているため、最優先キューにも関わらずドロップ率が高くなる。

ドロップ率を低くするため、f0/3にキューイングとスケジューリングの設定をする。
(config)#int fa0/3
(config-if)#srr-queue bandwidth shape 10 0 0 0

上記設定をすると、キュー1の帯域幅は100M÷10=10Mとなり、ドロップ率は90%になる

さらにドロップ率を低くする。
(config)#int fa0/3
(config-if)#srr-queue bandwidth shape 2 0 0 0

上記設定をすると、キュー1の帯域幅は100M÷2=50Mとなり、ドロップ率は50%になる。

次はPC1からServerへのフレームドロップ率を0%にする。
(config)#int fa0/3
(config-if)#priority-queue out

上記設定をするとキュー1がfa0/3の帯域を全て占めることになる。そのためドロップ率は0になる。
PC2からServerへのフレームはPC1の送信がなくなるまですべてドロップされるはず(未検証)、20%ほどは通過できるかも?



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