2013年11月24日日曜日

アニメ「へうげもの」を観た

リネージュ公式コミュ 2013/1/22
日ノ本のモデルになった大名を考えるpart3
http://www.ncsoft.jp/profile/main/viewContent?uid=399745&artclNo=3035&bbsNo=3104
の記事コメントで古田織部(左之助)を主人公としたアニメ「へうげもの」という作品を教えて頂いたので観てみました.

へうげもの(全39話)無料動画リンク
http://www.anime44.com/category/hyouge-mono


戦国末期安土桃山時代の,ファッション,グルメ,建築デザイン,名器茶碗,芸術,食事マナー,生活文化様式,をテーマにした作品です.

セリフの言い回し演出はコミックorアニメ「美味しんぼ」と似ていると思う.
戦国時代をテーマにした作品にありがちな刀で斬りあう合戦シーンはほとんどない.
堅苦しい話になりがちな戦国モノだが本作品はコミカルな演出を徹底してシリアスなエピソードを重く感じさせない作りになっていると思う.

主要人物:古田織部,千利休,織田信長,豊臣秀吉,明智光秀,徳川家康,織田長益

前半は,本能寺の変を巡るストーリ,本能寺の変の真犯人として「豊臣秀吉」説を採用している点は面白いと思った.千利休が豊臣秀吉を茶室に招いて織田信長を倒すように誘導し,豊臣秀吉が明智光秀を騙して信長を討たせて秀吉が光秀を裏切って天下を横取りする展開は興味深かった.

中盤は,秀吉主催の京都大茶会編,諸大名による文化祭みたいな感じ.

後半は,秀吉の小田原北条攻めと千利休切腹にまつわるエピソード.

千利休をテーマにした作品は過去にも作られたが,どれも難しい,堅苦しい,良作品なのかもしれないが観る気が起きないものばかりでした.
「へうげもの」では堅苦しさを排除して,コミカルで気楽に茶道の面白さと茶室での政治謀略駆け引きを上手く描いた作品だと思いました.

個人的的に印象に残った点:
・明智光秀のキャラ設定が良い,落ち着いたダンディー紳士として描いている点は新しいと思った
・数奇者「織田長益」というボクも作品を観るまで知らなかった人物がかっこい!歴史的に実在したらしい
・第30話で徳川家康が秀吉の命令で住み慣れた静岡県駿河地方から当時ド田舎の江戸へ追いやられて落胆する家臣達を前にして家康は秀才学者に作らせた都市計画書を披露する,江戸の地を経済商業の中心にすべく緻密に練られた計画案に家臣達は驚く,家康および家臣が江戸開拓に希望を見出す場面と現代の東京の街を一瞬重ねて見せる演出は戦国時代を生きた人々から現代を生きる我々へのエールなのだろうか・・・

安土桃山時代は現代から500年前の過去の時代,500年も経てば文明,科学技術は飛躍的に進歩し変わっている.
しかし,文化生活様式は大きく変わったのだろうか?
21世紀でも着ている服は木綿などの布製であり,家では畳の上であぐらかいて座っている,生活様式は500年前とそれほど変っていない.

「へうげもの」のオープニングでは合戦シーンに合わせて現代の街風景とワイングラス,パソコンのカットを入れています.
本作品では500年前と現代は文化的に断絶したものではなく通じ合っているというメッセージを伝えているように思えます.

ちなみにリネージュ「日ノ本二の丸」入り口にいる「佐之助」割れた茶碗のクエストNPCは「へうげもの」の主人公「古田織部」だと思います.
http://event2.ncsoft.jp/1.0/lineage/update/hinomoto2nd/

現在実装されている日ノ本の登場人物およびクエストは「へうげもの」から拝借してきたエピソードが多いんじゃないのかな?



日刊スポーツ《公式》競馬サイト「極ウマ・プレミアム」

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