人妻捜査官・玲子【囮】
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小説の朗読 声:白木優子
しらき ゆうこ
1月25日生まれ T150-B84-W59-H85 主な作品として『人妻の告白』『女教師優子の筆下ろし性教育指導』『羞恥に濡れた、ランジェリー。』『ぐっしょり濡れたシーツ 再会から始まる激情性交 』他多数。
書籍紹介
書籍紹介
「やめて……いやッ、ああッ、いやああッ」
もうプライドすらも崩壊しつつあった。玲子は声を放って泣きじゃくりながら、浮き上がらせた豊満なヒップを淫らに旋回させていた。このままではまた気をやらされてしまう。狂わんばかりの被虐の快楽を、黒々とした絶望が覆い尽くした。男の指は肉豆を離れると、とめどなく蜜を吐きつづける膣口にニュルリと潜りこんできた。鉤状に曲げられた二本の指が、玲子の最奥の一番感じるところ、柔らかい膣壁の粒々を掻き出すようにまさぐりはじめる。
「ひいいーッ」
女の身体を知りつくした指の動きに、玲子の身悶えは激しさを増した。
「あんッ、はぁあァ、い、いやァ」
「我慢しなくていいんだよ。イキたければイケばいい。何度でも天国を味わわせてあげるから」
二本の指を使って掻くようにまさぐりながら、男は汗に湿った玲子の黒髪を撫で、のけぞった白い首にねっとりと熱い舌を這わせてきた。
(あうッ、た、たまんないッ……)
思わず開いた玲子の唇は、男の分厚い唇にピタリとふさがれた。抗う暇もなく、ヌラヌラした太い舌で口の中を占められてしまう。舌を搦めとられ、ちぎれるほど強く吸いあげられた。
「んんんっ、んんんーっ」
濃厚なディープキス、膣奥の急所をなぶる指の動きに、玲子は頭の中がうつろになっていく。
(あ、あァ……はああッ)
どれくらいのあいだ唇を吸われていたろう。ハッと気づいた時、すでに男の顔は離れていた。調教の効果を確かめるように、恍惚となった玲子の表情を黒縁メガネの奥からジッと観察している。
(ああ、何てこと……こんなやつに……)
憎むべき犯罪者に唇を奪われたのだ。舌を入れられた時に噛んでやればよかったと悔やんだが、すでに後の祭り。その時は不覚にも情感に溺れてしまっていた。それほどまでに男の愛撫が心地良かった。今も男の指は玲子の最奥を貫いたまま、熱い快楽の源泉をユルユルと刺激しつづけている。それに応えて玲子の腰は悶えていた。男の指に官能のラブジュースを惜しげもなく浴びせかけながら、はしたなく肉のダンスを踊り狂っていた。もう自分の身体ではないかのようだ。
玲子の肉壺を指で巧みに責めながら、男は波打つ白いバストに顔を寄せた。濃厚なキスで人妻を酔わせた唇が、ツンと尖ったピンクの乳首をついばんだ。
「よ、よしてッ」
玲子は叫び、身をよじりたてた。
ついばまれた瞬間、得も言われぬ快感が鋭く背筋を走った。熱く痺れた女体はそれだけで達してしまいそうだ。子宮が収縮し、膣口は感極まったように男の指の根元をキューンと締めつけた。
(ううっ、こんな……こんなことぐらいで)
気をしっかり持つのよ──玲子は何度も自分に言い聞かせた。
上向きに尖って熱く疼く乳首を、男の舌先が転がしはじめた。あやすように優しく転がしておいて、唇に含んでチューッと吸いあげる。
「くっ……あんっ……あああっ」
(た、耐えなければ……)
せりあがる快感に身をのけぞらせつつ、玲子は必死に唇を噛みしばった。
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